タイ駐在員妻たちが夫に内緒で行う危険な「ビジネス」

高田胤臣

高架電車スカイトレインのプロンポン駅とトンロー駅近辺は日本人ばかりが歩くエリアであり、外国でありながらも日本人同士が出会うことが不思議なことではない

 タイは多民族国家だ。そして、首都バンコクは多人種の坩堝である。その中にいる日本人訪タイ者数は、800万人台の中国、350万人台のマレーシアに続いて3番目に多い(タイ統計局発表の2015年国籍別訪タイ観光者統計を参照)。そんな日本人の中でもいろいろなタイプの人がいて、タイの日本人社会はいい意味でも悪い意味でも多彩である。

 ひと昔前は、男性がタイに行くと言えば女性といろいろな遊びをするイメージを持たれたものだが、今は日本人女性の滞在者も多く、タイに対する印象は大幅に変わった。雑貨やリゾート、スパなど、女性向けのスポットもたくさん知られ、人気渡航先になっている。

 しかし一方では爽やかにタイを楽しんでいる女性だけでなく、結構ドロドロしたこともあるような話も聞く。肉食系日本人女子がタイ人や欧米人、日本人男性に積極的にアプローチするくらいならともかく、本当に身ぐるみをはがそうという怖い女性たちもいるのだとか。

昼間のバンコクでナンパされたと思いきや……

 バンコク在住の日本人会社員Sさんに聞いた。ときに日本人日系企業駐在員の奥様が、昼間のバンコクで男性をナンパして遊んでいるのだという。

「15年前のバンコクと比べて今のタイの駐在員さんは若くなりました。20代半ばだって珍しくありません。そうなると、帯同でバンコクに来る家族も必然的に若くなります」

 筆者自身も感じるが、10年20年前の駐在員は若くても30代など、ある程度日本で社歴を積んだ人が来るような印象があった。最近の駐在員は今どきの若者といった人が多くなり、その奥様もイマドキだからか、美人でかわいらしい。確かにそんな奥様がひとりで歩いていれば、若い女性が観光で訪れているだけにも見える。

「見た目にも清楚だし、かわいい日本人女性に声をかけてもらったらイヤな思いをする男なんていないでしょう」

 ナンパだけならば、個人の自由だし好きにすればいいだろう。しかし、それだけではない。実は、美人局まがいの行為も行われているのだという

「海外では日本人は仲間であって、まさか騙されるということは頭にもありませんから、普通のナンパだと思ってラッキーとばかりに応じてしまうんです」(日本人会社員Sさん)

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狭すぎる日本社会ゆえの泣き寝入り

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