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昨年12月21日に実施されたカターニャ州議会選挙から既に3か月以上が経過しているが、今もカタルーニャ州知事の任命はなく、よって州政府も誕生していない。5月21日までに州政府が誕生しない場合は規定によって新ためて州議会選挙の実施となる。
昨年10月1日に前カタルーニャ州政府は独立を問う住民投票(スペイン憲法では違憲扱い)を実施した後、同州政府は独立を宣言した。それに対し、スペイン政府は自治州が国家の統一を乱す行動を取った場合、同州の自治機能を停止できるという憲法に付与されている権利を基にカタルーニャの自治機能を停止させた。
それまで州政府による独立の為の「プロセス」に積極的に関与していた政治家と政治活動家は反逆罪、横領罪あるいは不服従罪の容疑で刑務所に収監されている者、逃亡している者、保釈となっている者という三つのグループに現在分かれている。その数は24人。その筆頭はカルレス・プッチェモン前州知事から始まる。
1カルレス・プッチェモ(前州知事、ベルギーに逃亡のあと3月25日ドイツで拘束、のちに保釈)、2オリオル・ジュンケラ(前副州知事、刑務所に収監)、3マルタ・ロビラ(カタルーニャ左派共和党書記長、スイスに逃亡)、4アナ・ガブリエル(人民統一党CUP報道官、スイスに逃亡)、5マリチェル・セレッ(州前農務長官、ベルギーに逃亡)、6アントニオ・コミン(州前厚生長官、ベルギーに逃亡)、7クララ・ポンセティ(州前文部長官、ベルギーのあとスコットランドに逃亡)、8リュイス・プッチュ(州前文化長官、ベルギーに逃亡)、9ジョアキン・フォルン(州前内務長官、刑務所に収監)、10ジョルディ・トゥルル(州前官房長官、刑務所に収監)、11ドロレス・ボッサ(州前労働長官、刑務所に収監)、12ラウル・ロメバ(州前外務長官、刑務所に収監)、13ジョセップ・ルィル(州前自治長官、刑務所に収監)、14カルマ・フォルカデル(州前議会議長、刑務所に収監)、15サンティ・ビラ(州前企業長官、保釈)、16マリチェル・ボッラス(州前自治統括長官、保釈)、17カルレス・ムンドー(州前法務長官、保釈)、18アナ・シモー(前州議会副議長、保釈)、19リュイス・コロミナス(前州議会副議長、保釈)、20ラモナ・バルフェッ(前州議会書記官、保釈)、21リュイス・ギノー(ベサル市元市長、保釈)、22ジョアン・ジュセップ・ヌエー(前州議会書記官、保釈)、23ジョルディ・サンチェス(政治組織カタルーニャ議会会長、刑務所に収監)、24ジョルディ・クイシャー(政治組織オムニウム会長、刑務所に収監)(参照:「
El Correo」)