ナンバー1キャバ嬢が、安倍政権「桜を見る会」に招待された理由とは?

北条かや

首相主催の「桜を見る会」で招待客らと写真に納まる安倍晋三首相と昭恵夫人(中央) 写真/時事通信

北条かやの「炎上したくないのは、やまやまですが」【その20】

 4月21日に、安倍晋三首相が主催する「桜を見る会」。

 毎年多くの招待客で賑わうことで知られますが、今年ひときわ目立つのが名古屋のNo.1キャバ嬢、小川えりさん(通称「エンリケ」さん、30歳)です。



 「2日で1億売り上げた」「インスタのフォロワー15万人」などインパクトある伝説が飛び交い、「安倍首相がついにキャバ嬢を招待するようになったか」と、驚く人も多い模様。

 元・歌舞伎町のNo.1キャバ嬢で作家・タレントの立花胡桃さん(36)は、TOKYO MXの「バラいろダンディ」で「(安倍政権に)自分たちの世界が認められたんではなく、ただの話題作り。裏社会の方々にも寛容ですよっていう、(政権側の)一種のパフォーマンスでもある」とコメント。小川えりさんの「2日で1億」という売上にも、「本当かな?」と疑問を投げかけました。

「政権のパフォーマンスに利用されている」というコメントは的を射ていると思います。桜を見る会には昨年「ももいろクローバーZ」も招待されており、キャバ嬢を含む若い女性がPRに使われるのは特に珍しくはないのですよね。

 X JAPAN好きを公言していた小泉政権(01~06年)以来、政治家が「一般人にウケている有名人」を利用して好感度を上げるケースは増えていますし、選挙の啓発ポスターもアイドルが目立ちますよね。良くも悪くも「これが日本の政治業界の現状です」(服部克久氏風に、初出2012年レコード大賞受賞式)。

 ただ、小川えりさんというキャバ嬢が特別な存在であるのは確かです。2000年代に歌舞伎町で伝説を作った立花胡桃さんも卓越した存在ですが、彼女が20代半ばだった10年前と現在では少し違う部分もあるんですよ。1番大きいのはSNSの浸透です。

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SNSで無料のお客さんを集め、数%の太客を育てる

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