コインチェック会見の表情を研究者が分析「ウィルス対策に泣き所抱えているのかも」

清水建二
 こんにちは。微表情研究者の清水建二です。本日は2018年3月8日に行われたのコインチェックの会見を非言語分析し、考察したいと思います。

 分析に用いた動画は次の動画です。

⇒【動画】はコチラ https://youtu.be/U7p_gU34_Ek

 約1時間半弱の会見において、登壇者の和田・大塚両氏の特徴的な非言語の変化は、ためらい、震えた声、言い間違え、消える声、幸福の微表情、感情抑制・認知的負担表情です。

 これらの変化は、他の話題に比べ、ウィルス感染の話題について応答しているときに特に生じていました。

 結論としては、ウィルス感染に関する出来事を中心にその関連が強いと考えられる出来事について精査の必要あり、ということになります。

 なぜこうした結論になるのか順に説明します。

ベースラインからの乖離=ホットスポット=精査ポイント

 インタビューなどの人を介した情報を分析するときの手順は、ホットスポットを見つけ、精査ポイントの絞り込みを行い、そのポイントについて優先的に情報を収集する、というものです。

 ホットスポットとは、ある状況下におけるベースラインから乖離した言動の変化のことをいいます。

 本会見では、会見という緊張した状況下で観られる和田・大塚両氏の言動がベースラインです。この緊張した言動から乖離した言動がホットスポットとなります。

 ホットスポットはウソの証拠ではありません。あくまでも深掘り質問・調査ポイントです。「なぜベースラインから乖離が生じたのか?」を解明するポイントです。

 何らかの話題に比べ、ある話題について感情のブレや熟考が観られるにはその理由があります。

 例えば感情は、人が生きる上で必要不可欠な適応システムです。そのため、ある人物がある場面で感情を抱くということはその人物にとってその場面は重要な局面であるということが考えられます。

 両氏の緊張を示すベースラインは沢山ありますが、表情のベースラインに焦点を絞れば、和田氏のベースラインの特徴は、口角が下がり、下唇が引き上げられるいわゆる、感情抑制あるいは認知的負担の高まりを示す表情です。

 一方、大塚氏のベースラインの特徴は、眉を上げながら中央に引き寄せられる、いわゆる恐怖表情です。

 会見という緊張した状況下、かつ本件のような事件の関係者として、両氏は感情抑制や認知的負担、恐怖(不安)感情を会見中、基本的に抱いていると考えられます。

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和田社長は、緊張すると笑ってしまう性格なのかもしれない!?

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