中国と領土問題で揉めるフィリピンの地図では南シナ海はどう描かれている?

 世界地図では、南シナ海の領有権問題を抱えている影響か陸にはある国境線が海上に描かれておらず、南シナ海はきれいな海となっているが、別枠で各国の主張を明記の上国境線が説明されていた。

世界地図上にある南シナ海における周辺5か国の各主張を5色で示している

 日本を見てみると、日本海(東海)と表記、竹島は描かれていない。尖閣諸島も確認できない。北方領土は、白くなっており、グアム(米)のような統治国記載がなく、北方領土から続くクリル列島には(ロシア)の記載が見られる。  山では富士山となぜか国後島の爺爺(ちゃちゃ)岳の2山だけが描かれている。表示単位がフィートなので、爺爺岳5968フィート(1822メートル)と富士山より高いのかと一瞬勘違いさせる表記になっている。また、福岡が広島と誤記されている。  朝鮮半島へ目を移すと、北朝鮮はN.KOREA、韓国は S.KOREAとなっており、平壌の位置が微妙に北に置かれており、なぜか北朝鮮東北部の清津が表示されている。白頭山は確認できない。  アセアンを見ると、バンコクが正式名称の略語であるクルンテープ(バンコク)となっており、ミャンマーのヤンゴンは(ラングーン)と併記されている。  興味深いのは、台湾が独立国として描かれている点で、台北は首都を示す赤いマークがついてる。中国大陸のすぐ近くにある金門島などは描かれておらず、台湾海峡は、他の海と同じく点線もないきれいな海となっている。また、裏の世界の国と地域情報で色分けしてあるが香港を1地域として表示し、公用語も英語1言語と紹介している(実際の香港人は友人や家族と話すときは主に広東語を使う)など、対立する中国に対する戦略を匂わせる表記だと考えるのはいささか勘ぐり過ぎであろうか。 <取材・文・撮影/我妻伊都 Twitter ID:@ito_wagatsuma
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