ニコ生配信で人気のFX投資家・ジュン氏が教える最新トレード手法とは?
2018.01.10
「考え方は同じですが、英ポンドがらみだと1分、2分で50pips、60pipsとオーバーシュートすることがあるため、そんなときはオーバーシュートした値幅にフィボナッチ・リトレースメントを引いて23.8%を利益確定のターゲットにします。ただ『今、どの通貨が値動きの中心となっているか』を把握することも大切ですね。例えば、米ドル/円が上昇しているとき、同時に英ポンド/米ドルも上昇していたら、ドル高というよりポンド高ですよね。このときは米ドル/円よりも英ポンドを狙ったほうがいいし、米ドルのクセではなく英ポンドのクセやストップのたまっていそうなポイントを狙っていきます」
モニターには常時8通貨ペアを表示。その手法はローソク足の動きを長年見続けてきた経験がなせる職人技に近いかも。
「チャートを見続けるコツは忙しくすること。5分足チャートだと5分に1本しかローソク足が追加されないから、5分中のうち4分は退屈してしまうじゃないですか。でも1分足チャートなら毎分、ローソク足が追加されていくため、処理が追いつかずに忙しくチャートを見続けられますよね。必然的にチャートを見続けられるんです」
自分を追い込めば必然的に集中力が高まる。ドM的な発想だが、瞬発力と集中力が必要なスキャルの上達を目指す人には有効そうだ。
「僕のやっているリバウンド手法は邪道です。ただ、正直に言えば手法はどうでもいい。同じ手法で勝ち続けるのは難しく、大切なのは考え方。それさえ間違えていなければ勝ち続けることができるんですから」
職人のようにリバウンドによる逆張りスキャル技を磨くジュン氏。その真似をするなら、1分足チャートを凝視することが第一歩だ。
《ここがPOINT ニコ生でのFX配信でトレードを磨く》
上達の兆しが見え始めていた’13年に出会ったのが、ニコニコ生放送のあるFX生主。自身のトレードと生主との比較を通じて、手法や考え方をブラッシュアップさせていった。現在は平日午前中はほぼ毎日、自分でもFX配信を行うようになり、人気のFXトレーダー生主に成長。専業トレーダーが集まりやすい時間帯ということもあり、勝ち組トレーダーが多く集まる場になっている。ここでの情報交換や、自身の手法を客観的に分析できることがジュン氏の勝ち続ける要因になっていることは間違いない。
《常勝テク》
長時間でもチャートを見続ける集中力と逆張りでエントリーできる度胸!
【専業トレーダー ジュン氏】
資産:1億2000万円
手法:リバウンド狙い
通貨ペア:米ドル/円、英ポンド/米ドル
主なテクニカル指標:プライスアクション
20歳でFXを開始。ギャンブル手法の研究やニコニコ生放送でのFX配信を通じて覚醒し億超えを果たす。「生主」として平日午前中にFX放送を配信している。http://junfx123789.blog.fc2.com
取材・文・撮影/高城 泰(ミドルマン) 図版/ミューズグラフィック
― FX常勝スター軍団の最新テク教えます ―
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【英ポンドにはフィボナッチを引いて決済ポイントを】オーバーシュートしやすい英ポンドもターゲット。50pips前後の大きなオーバーシュートでエントリーしたら1、2pipsで終わらせてしまうのはもったいない。オーバーシュートしたローソク足にフィボナッチ・リトレースメントを引いて23.8%をターゲットにする
手法よりも考え方が勝ち続けるには大切
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【8通貨ペアを常時モニターに表示】表示するのはユーロ/円、米ドル/スイスフラン、ユーロ/英ポンド、英ポンド/円、ユーロ/米ドル、米ドル/円、英ポンド/米ドル、豪ドル/米ドルの1分足。これらを同時に表示することで、どの通貨ペアが値動きの中心かを把握しておく
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