<現役愛人が説く経済学15>愛人と2ショットを撮りたがる男は仕事ができない

愛人関係は「ビジネス」。普通の恋人感覚で付き合いたい男にはリスクが高すぎる遊びである

 こんにちは。東條才子と申します。職業は普通のOLですが、常時4~5名の男性の「愛人」をしております。奥さんのいるお金持ち男性と不倫関係を築く際、最も大切なことは「秘匿性」です。そこで今回は、われわれの取引関係を他に漏らさないための「リスク対策」をお伝えいたしましょう。  前回も申し上げましたように、奥様から民事訴訟を起こされれば、最大300万円の慰謝料を請求されるリスクがあります。ですから、最も対策をお願いしたいのは、クライアントの男性です。  基本的には、LINEのパスコードロック、やり取りの履歴の全消去、2ショット等の写真は撮らない、愛人のために使ったクレジットカード(高級ホテルやレストラン代)の明細を絶対に見られないようにする、電話はしない(コソコソしているのが怪しいため)等の対策を、こちらからご提案して、実践していただきます。  できれば、「愛人専用」のスマホを1台持って頂き、会社から持ち帰らない、くらいの心がけがあれば最高ですね。われわれはビジネスパートナーですから、ウィンウィンで長いお付き合いをするためにも、これくらいはしていただかなければ……短く儚い関係になってしまうのは、本意ではありません。  もちろん、こちら側もSNSの利用にも最大の注意を払っております。たとえばインスタグラムに、パレスホテル東京のスイートルームからの夜景をアップし、「パレスホテル東京」と位置情報を付加したとしましょう。もし男性の奥様がカードの明細を見て、「○月○日パレスホテル東京」との表示を見つけたら……。  その日、パレスホテルに「チェックイン」したり、タグ付けしたりしている女性をピックアップすることはいとも簡単です。情報弱者の女性であれば、すぐに身元を特定されてしまうでしょう。情報公開に関しては、「石橋をたたいて渡る」くらいがちょうどいいのです。
次のページ
ビジネスセンスのある男は黙って奥さんと離婚する
1
2
バナー 日本を壊した安倍政権
新着記事

ハーバービジネスオンライン編集部からのお知らせ

政治・経済

コロナ禍でむしろ沁みる「全員悪人」の祭典。映画『ジェントルメン』の魅力

カルチャー・スポーツ

頻発する「検索汚染」とキーワードによる検索の限界

社会

ロンドン再封鎖16週目。最終回・英国社会は「新たな段階」に。<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

国際

仮想通貨は“仮想”な存在なのか? 拡大する現実世界への影響

政治・経済

漫画『進撃の巨人』で政治のエッセンスを。 良質なエンターテイメントは「政治離れ」の処方箋

カルチャー・スポーツ

上司の「応援」なんて部下には響かない!? 今すぐ職場に導入するべきモチベーションアップの方法

社会

64bitへのWindowsの流れ。そして、32bit版Windowsの終焉

社会

再び訪れる「就職氷河期」。縁故優遇政権を終わらせるのは今

政治・経済

微表情研究の世界的権威に聞いた、AI表情分析技術の展望

社会

PDFの生みの親、チャールズ・ゲシキ氏死去。その技術と歴史を振り返る

社会

新年度で登場した「どうしてもソリが合わない同僚」と付き合う方法

社会

マンガでわかる「ウイルスの変異」ってなに?

社会

アンソニー・ホプキンスのオスカー受賞は「番狂わせ」なんかじゃない! 映画『ファーザー』のここが凄い

カルチャー・スポーツ

ネットで話題の「陰謀論チャート」を徹底解説&日本語訳してみた

社会

ロンドン再封鎖15週目。肥満やペットに現れ出したニューノーマル社会の歪み<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

社会

「ケーキの出前」に「高級ブランドのサブスク」も――コロナ禍のなか「進化」する百貨店

政治・経済

「高度外国人材」という言葉に潜む欺瞞と、日本が搾取し依存する圧倒的多数の外国人労働者の実像とは?

社会