<現役愛人が説く経済学13>金持ちの長電話に付き合うのは“無料キャンペーン”として超効果的
前回では「愛人契約を取りたいなら、時給概念を捨てよ」とお伝えいたしましたが、今回はその実践編でございます。
現在、私を最も経済的に支えてくださっているお客様は、60代のAさんでございます。
彼は企業の役員を退き、本来なら悠々自適といったところでございますが、講演であちこち飛び回っているのでお忙しいんですね。そんな忙しい彼ですから、初めて会ったときから、私は「長期戦」を覚悟しておりました。
2週間に1度お会いする程度のAさんに、数回デート(顧客訪問)しただけで、契約の話を進めるのはご法度だと考えたからです。急いては事を仕損じる。時給いくらの考えで、何度も地道なデートをしたのに「全然契約してくれないじゃん!こんなに我慢してデートしてあげてるのに、時給を上げてくれない!」とキレてはいけません。
前回もお話しましたが、富裕層男性は、近寄ってくる女性が自分の「お金目当て」だと判断すると、すぐに離れて行ってしまうからです。金銭面だけでなく、自分の「男としての価値」を見て欲しいのですね。
Aさんは、私と会えない代わりに、出張先から何度も電話をかけてこられました。もちろん、電話している間に「時給」は一切発生いたしません。
普通の女性であれば、「このおじさん、電話ばっかりかけてきて、ウザい」と感じるところでしょう。が、私はプロの愛人業をやっておりますので、そうは考えませんでした。
Aさんからの電話は決して無視せず、とことん会話や思い出話につきあったのです。そうすることで競合他者(他の女性)とサービスの差別化を図り、彼のニーズを満たそうと考えたのですね。もちろん、時給はゼロ円ですから、ここまでは私の赤字です。
彼は次第に、電話に付き合ってくれる私の「サービス」にどっぷりハマり、私と会話すると癒されるというメリットを実感されるようにあいなりました。それが分かったので、私は一気に交渉を進めたのでございます。
こんにちは。東條才子と申します。昼は普通のOL、夜は、という言い方はあまり好きではございませんが、富裕層男性の「愛人」をしております。「時給」概念を捨てて高額愛人契約にこぎつけた、生々しいケーススタディ
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この連載の前回記事
2017.11.12
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