
photo by adidas
ロシアで開催される2018年FIFAワールドカップで着用するスペイン代表のユニフォームが遂に公表された。早速、それがスペイン国内で物議を醸している。カタルーニャ第二と第三共和国の国旗からインスピレーションを得たものだというのである。
11月6日、スペインの各メディアは、ユニフォームを紹介する同時に、どの紙面も一斉にこのユニフォームへの批判を表明した。その一部紙面の記事の見出しを以下に紹介しよう。
●El Independiente:「
アディダスが第三共和国を宣言した」
●OKDIARIO:「
ソーシャルネットワークは代表のユニフォームはゴミだとしてボイコットを要求」
●OKDIARIO:「
偽りではなかった。スペインは共和国のユニフォームでワールドカップに参加する」
●El Confidencial:「
パブロ・イグレシアスはスペインがロシアで着るユニフォームを称えた」(※パブロ・イグレシアスは政党ポデーモスの党首で、カタルーニャの独立に好意的姿勢を示している議員)
●El Boletin:「
スペイン代表は共和国の人々を感動させるユニフォームできらめく」
●El Diario:「
ヘルマン・タッシュとアルフォンソ・ウシアは共和国を意味するスペイン代表のユニフォームに反対」(※ヘルマン・タッシュとアルフォンソ・ウシアは右派を代表するスペインのジャーナリスト)
●El Plural:「
ワールドカップに共和国の代表ユニフォームを着せるアディダスをボイコットすることを要求」
●El Periodico:「
2018年ワールドカップ、スペインの共和国のユニフォームがネットで地震を起こしている」
●La Vanguardia:「
ワールドカップのスペイン代表のユニフォームは共和国の旗を思い出させる」(※El PeriodicoとLa Vanguardiaはカタルーニャの代表紙)
●El Mundo:「
スペインは2018年ワールドカップのユニフォームを発表。共和国の旗でもって?」
●La Marca:「
スペイン代表、これは正に共和国のユニフォームだ」
何がそこまでスペイン人感情を刺激したのか。その理由を説明しよう。