ユニクロ、2万円オーダースーツは本当に買いなのか? ビジネススーツのプロが診断
ビジネススーツは高級感よりフィット感!
ビジネスファッションのカジュアル化が進み、スーツを着る機会が減ったという声をクライアントであるビジネスマンからよく聞きます。近年、金融機関であっても、内勤ならばジャケパンOKという声さえ耳にします。
クールビズ・ウォームビズがビジネスで許容される時代だからこそ、着用頻度が下がりスーツにお金を掛けるという価値観に変化が起きているのではないでしょうか?
それでもビジネススーツをジャストサイズで着るというニーズに変化はありません。スーツは型が決まっているからこそ、身体に合っていないスーツの着こなしは一目瞭然でわかってしまうからです。
特にジャケットの袖丈はキーポイントのひとつです。特に身体に合っていないジャケット袖は、借り物のスーツを着ているように見えるため、どんなに高級な生地であったとしても、みっともなく見えてしまいます。
シャツの役割という視点では、ジャケット袖からワイシャツが1~1.5センチ程度見えることが重要! もともとヨーロッパでは下着扱いのワイシャツだからこそ、皮脂がジャケットの袖裏につかないようカバーするため、ジャケット袖からシャツが見えることは常識だったのです。
オーダースーツの出来栄えは採寸でほぼ決まります。どのオーダースーツ業者であってもある程度マニュアルはあるようですが、業者によってその基準は若干異なります。私は親指の爪先から11センチ程度、かつ、ワイシャツが1センチ程度見えることをポイントにしています。
オーダースーツ業界の常識を超えた納期

森井良行氏
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