記事中にも登場したTOKYO BASE社インフルエンサー採用ページ。フォロワー数などをカネに換算してマネーゲームごっこをするよりは、採用企業・就活生ともにメリットはあるし、悪くはない制度ではある。
「インフルエンサー採用」って騒がれてるけど、結局、自社のPRなんじゃないの論
巷で、ちょっと話題になっている「インフルエンサー採用」。新卒採用の際、SNSのフォロワーが多い学生を「インフルエンサー枠」として優先的に採用する企業が増えているらしい。
なんとうらやましい話ではないか。私なんぞ、学生時代(ってもう7年以上前だが)、ツイッターのフォロワー数が当時としては多い2400人だったから、生まれたのがちょっと遅ければ内定ゲットし放題(だったかもしれない)!
あの頃は、ちょっと生意気な女子大生キャラでフォロワーを増やしたが、そんな(黒歴史)がウリになる時代が来るとは思わなかった。今どきのシューカツ生、いいな~。
と思ったのも束の間、話題になっているTOKYO BASE(アパレル販売会社)が重視するのは、ツイッターなる「ネガティブ自意識ダダ漏れ系SNS」ではない。おしゃれな「インスタグラム」や、コーディネート共有アプリ「WEAR」だ。フォロワー数が、それぞれ2000人、1000人以上だと優先的に面接を受けられるという。
さらにメガネ通販のオンデーズは、ツイッターかインスタグラムのフォロワー数が1500人以上なら、一気に最終面接。採用されれば毎月5万円の「インフルエンサー手当」が支給されるというからスゴい。
ツイッターを重視する会社もあるが、まさか学生時代の私みたいに、「ラディカルフェミニズムが喝破したように、男/女として存在させられた時点で、そこには権力関係がある」とかツイートしている奴は絶対に採用しないだろう。しなくてもいいけど。