【現役愛人が説く経済学10】愛人契約の失敗例 たとえデブハゲでも超富裕層は庶民の女に不釣り合い

何事も、身の程を知るのが肝要である

 こんにちは。東條才子と申します。昼は普通のOL、夜は複数のお金持ち男性の「愛人」をしております。今回は、男性の皆さまにぜひ心に留めて頂きたい、愛人契約の「失敗例」をお話いたしましょう。  前回は、「自分よりワンランク下」の相手をターゲットにすると愛人契約が結びやすいというお話でした。具体的には、お客様に対し、「こんな女性を愛人にできるなんてお得だ」と感じて頂く。さらには「互酬性の規範」として、「何かをもらったらお返ししないと居心地が悪くなる」人間の心理を利用し、ワンランク下の男性が支払える上限までのお金をたっぷりとつぎ込んで頂く、という流れでした。自分を売り込む「市場」さえ間違えなければ、愛人契約は簡単でございます。  ただ、愛人業をやろうという女性が、あえて「ワンランク下」の男性を狙うのは難しいものです。誰しも、多少の夢は見たいものですから、イケメンとはいわずとも「爽やかなおじさま(年収2000万円以上)」を求めてしまうのもまた、自然なことでございます。  しかし、主任クラスの中年男性が20歳のグラビアタレントを愛人にできないように、平凡なアラサーOLが、年商10億のイケメン社長から寵愛されることは絶対にございません。  自分より「上」すぎる顧客を相手にしても、多くは相手にすらされませんし、長続きしないんですね。コントロールしやすいのは、圧倒的に「自分より下」の男性です。  以前たまたま、ピラミッドの頂点クラスの超富裕層男性(50代)と出会ったときのことです。失礼ですが、彼は「ぽっちゃり体型」といいますか、かなり太っておられました。そのため、いくらお金持ちでも一流の美女からはモテないだろうと判断した私は、「これは独占契約へと持ち込めそうだ」と踏んだのです。しかし、結果は惨敗でした。
次のページ
普通のOLにとって無難なターゲットの上限は年収2000万円程度の層
1
2
ハッシュタグ
バナー 日本を壊した安倍政権
新着記事

ハーバービジネスオンライン編集部からのお知らせ

政治・経済

コロナ禍でむしろ沁みる「全員悪人」の祭典。映画『ジェントルメン』の魅力

カルチャー・スポーツ

頻発する「検索汚染」とキーワードによる検索の限界

社会

ロンドン再封鎖16週目。最終回・英国社会は「新たな段階」に。<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

国際

仮想通貨は“仮想”な存在なのか? 拡大する現実世界への影響

政治・経済

漫画『進撃の巨人』で政治のエッセンスを。 良質なエンターテイメントは「政治離れ」の処方箋

カルチャー・スポーツ

上司の「応援」なんて部下には響かない!? 今すぐ職場に導入するべきモチベーションアップの方法

社会

64bitへのWindowsの流れ。そして、32bit版Windowsの終焉

社会

再び訪れる「就職氷河期」。縁故優遇政権を終わらせるのは今

政治・経済

微表情研究の世界的権威に聞いた、AI表情分析技術の展望

社会

PDFの生みの親、チャールズ・ゲシキ氏死去。その技術と歴史を振り返る

社会

新年度で登場した「どうしてもソリが合わない同僚」と付き合う方法

社会

マンガでわかる「ウイルスの変異」ってなに?

社会

アンソニー・ホプキンスのオスカー受賞は「番狂わせ」なんかじゃない! 映画『ファーザー』のここが凄い

カルチャー・スポーツ

ネットで話題の「陰謀論チャート」を徹底解説&日本語訳してみた

社会

ロンドン再封鎖15週目。肥満やペットに現れ出したニューノーマル社会の歪み<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

社会

「ケーキの出前」に「高級ブランドのサブスク」も――コロナ禍のなか「進化」する百貨店

政治・経済

「高度外国人材」という言葉に潜む欺瞞と、日本が搾取し依存する圧倒的多数の外国人労働者の実像とは?

社会