参加費1万3800円の“高級”バイクエクササイズ・フェスに4000人が集まるワケ
確かに会場を見渡すと、女性や中年男性にまじって、明らかに均整の取れたプロポーションをしたモデルと思わしき美女の姿も散見された。
イベント開始時間になると、インストラクター3人がステージに登場。そのなかの一人、「フィールサイクルのカリスマ」と呼ばれるインストラクターMioさんが登場すると、地鳴りのような歓声が会場にひびいいた。
暗闇のフロアに、クラブミュージックの低重音が響く、独特のきらびやかなライティングがあたりを照らす。
インストラクターが「最高の時間を!」「Make Some Dream!」などと、アツいメッセージを呼びかけ、ペダルのリズムや負荷、運動内容(立ち漕ぎ、前後左右運動)を指示。参加者はそれに応じて、体を動かす。100分間にわたって、ノンストップでバイクを漕ぎ続けた。
おそろいのピンクの衣装で友達と参加した、フィールサイクル歴2年半の女性(20代)は「もうすぐ30歳って年齢になって、何か趣味を始めたいなぁって(笑)。ネットで[アラサー 趣味]で検索したら出てきたんです」と、キッカケを語る。
「続けてると、太ももとか腹筋が鍛えられて、肌の調子も良くなった気がします。私が通ってるスタジオは、タレントさんとかモデルの方も来るので、オシャレなエクササイズってイメージ。スタジオ内は撮影できないんですけど、外で友達と記念写真とって、インスタにアップしたりします。これきっかけで、モテないかなぁって(笑)」
イベント終了後、床にはまるで水たまりのように参加者の汗が残っていたという。
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