日本人がイスラエルでビジネスをしたい場合の究極形態とは?

本気でイスラエルでビジネスをしたいなら、主催者側になろう!

 そして上級は、何と言っても自分で興味を持ったネットワーキングのホストをやるというのが、一番である。  ただ、これは、現地での発信力、集客力も必要であるので、現地の協力者は必須である。いくつかの自分の興味があるネットワークに参加するよりは、多くの生きたネットワークが作れることは間違いない。  今年のDLD期間中の9月5日には、現地Ecomotionという組織が主催で、Interactive Meetup hosting Toyota Financial Servicesというイベントが、Weworkで開催された。  こうした自分がホストのイベントのいいところは、予算をかけるので、現地で本気だと思われること、実際にビジネスできる相手が集まってくることなどがある。  どこか主催のネットワーキングに参加しても情報収集にはなるが、その後に進まないことは多いので、腹を据えてイスラエルでビジネスを考える会社があれば、一度現地でテーマや目的を決めて、ミートアップをやってみるのは一つの手であろう。私の経験値では、自分が興味のあるミートアップに何個も出るより、1つ自社なりでイベントを企画して開催した方が、得られるものも大きいと思っている。  それか、特定の企業を調べて、個別に訪問していくことだろう。  数多開催されるネットワーキングは入り口でしかないので、その後どう動くかが、肝となってくるだろう。  DLDを体感したい方は、DLD期間だけでいいが、しっかりビジネスを考えている方であれば、その前後追加で、2~3日イスラエルにいるのも悪くはないだろう。 【加藤 清司】 株式会社イスラテック代表取締役。1980年静岡県浜松市生まれ。2006年、「ある技術」に注目しそのルーツを調べ、イスラエルへと旅立ち2か月過ごす。現在、日本を代表するテクノロジー企業を対象に、イスラエルのスタートアップとのアライアンスを支援。2017年1月、『スタートアップ大国イスラエルの秘密』を出版。
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