日本人がイスラエルでビジネスをしたい場合の究極形態とは?

加藤清司
イスラエルのスタートアップの祭典「DLD Tel Aviv 2017」

9月に行われたイスラエルのスタートアップの祭典「DLD Tel Aviv 2017」にて

 筆者はイスラエルとのビジネスマッチングやコンサルティングを行なっている、日本でも数少ない企業の代表を務めている。

 間が空いてしまったが、前回に引き続きイスラエルのスタートアップの祭典「DLD Tel Aviv 2017」についてレポートしたいと思う。

 このDLD期間中は、ネットワーキングを積極的に行うと、200枚程度名刺を持ってきても1週間程度でなくなってしまうほど、多くの人に会う。起業家から、弁護士、投資家、海外からのデリゲーションできている人など、会う職種、国籍もさまざまである。

 そうした中での課題は、自分が今後付き合っていく人をいかに見極めるかである。

 「Everybody knows Everybody(誰もが誰もを知っている)」、狭い国イスラエルにおいてどう動くか。

 初級は、まず、知り合いをとにかく増やし、LinkedInやFacebookなどのソーシャルネットワークで多くの人と繋がっておけば、おくほど、人の評判などのレファレンスが取りやすくなる。この段階では、多ければ多いほどいい。

 中級は、興味を持った人に対しては、自分から積極的に連絡を取り、現地にいる間もう一度会ってみることであろうか。ネットワーキングで、1~2分程度しか話せない場面では、お互い何をやっているかについてのやり取り、お互いの印象の把握ぐらいしかできない。ネットワーキング後、会った人が多すぎて、顔が思い浮かばないということもよくある。

 現地の人しかいないイベントなどで、現地のライトパーソンに会おうとすると15秒程度で、いきなり、次の人が割り込んでくることも、このイスラエルでは、日常茶飯事であるので、冒頭のしっかりしたコミュニケーション力が必要となる。

 ネットワーキングの立ち話で「もう一度会いたい」「コミュニケーションをもっと取りたい」と思い、お互いの興味関心等が合えば、すぐに返事が来るだろう。たとえ、その時にもう一度会えなくても、連絡を取ることで、その後の付き合い方も見えてくるだろう。

 「連絡するよ」と言って、連絡がこないことはよくあるので、本当に興味がある人は自分から連絡を取ってみる必要があるだろう。

 あと、イスラエルに来た際は、こちらの言葉をいくつか覚えておくのも、最初のコミュニケーションを円滑にする。「シャローム(こんにちは、こんばんは)」から、「トダラバ(どうもありがとう)」などに加え、もう1フレーズ程度覚えておくのがいいだろう。イスラエル人で、日本語を話せる人も多い。

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本気でイスラエルでビジネスをしたいなら、主催者側になろう!

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