【現役愛人が説く経済学5】いくら金持ちでもこんな男は「損切り」対象

大口取引先でも、リスク大と判断されれば損切り対象に

 この社長からは、出会ってすぐに気に入られたため、私の持ち出しは非常に少なくてすんだわけです。  ところが次第に、メールの返信が遅いと「他の愛人と会っていたんじゃないか」と不機嫌になることが増えました。なんとか機嫌を直してもらうと、「付き合っているんだから、休日は必ず会いたい」と、スケジュールをどんどん押さえてくるのです。 「○月○日に、銀座の有名レストランを予約したから空けておいて」、「クリスマスは、ボクと過ごすよね? 箱根で、連れていきたい旅館を思いついたんだ」  ワンマン社長は、日頃から大事にしている「直感」で誘ってきます。  それを断ると、「他の男性がいるんじゃないのか!?」と直感し、また不機嫌になる。いくら大口の取引先でも、このままでは他の愛人に割くリソースがなくなりますから、思い切って解消することにいたしました。  よく、株式投資には「損切り」が重要だといわれます。保有している株式の株価が下がっているとき、これ以上の損失を出さないよう、売却してしまうことですね。愛人関係もこれと同じで、こちらの「損失」が上回るなら「損切り」した方がよいケースが多々あります。  大きな取引では、男性が求めるサービスも増えますから、愛人側の精神的な負担は拡大します。その場合、取引額の大きさに釣られて「損切り」できないと、愛人生活そのものが苦痛になってしまうでしょう。  株でいえば、1つの銘柄で損切に失敗したために多額の損失をこうむり、資金が尽きて、株式市場から撤退するようなものです。そうならないよう、時にはいさぎよく、大口の男性を「切る」ことも重要なんですね。虚しいですけれども、1人の男性に依存するのは、愛人業にとってリスクでしかありませんから。 <文・東條才子>
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