欧米と日本のビジネスマンにおける「スキルの差」とは?

山口:そのような難易度の高い課題に取り組む際に必要なスキルは何でしょうか。 宮本:人それぞれ異なって持っているモチベーションファクター(意欲の源泉)をリスペクトすることではないでしょうか。人はみな、自分なりのルールや価値観を、知らず知らずのうちに相手に押し付けがちです。それを思い止まって、相手のモチベーションファクターを尊重してこそ、相手を巻き込み易くなるし、相手の立場や思考への理解も深められます。 これは、出向経営者のみならず、また、シニア、若手を問わず、全てのビジネスパーソンに言えます。自分の考え方を押し付けるばかりでは、合意形成は進まない。自分とは異なるモチベーションファクターを受け入れて、異なるモチベーションファクター同士の組み合わせとその化学反応が生じてこそ、強くしなやかな組織がつくれるのだと思います。

対談を終えて

 豊富なグローバルビジネス経験を有し、財務、経理の観点から合併企業の経営を担う宮本氏は、分解スキル反復演習型能力開発プログラムのセミナーに早朝をいとわず参加されている。かねがねお聞きしたいと思っていた、その目のつけどころどころは、私の表現を用いれば、モチベーションファクターを梃にした組織構築だ。  この観点は、企業経営に欠かせない。特にグループ経営、合併会社、グローバル経営という難易度が高い経営には欠かせないのである(山口)。 みやもとかずのり●JA三井リース株式会社常務執行役員。三井物産株式会社では本店営業経理、関西支社財務部、MBKナイジェリア、米国三井物産ニューヨーク本店経理課、フランス三井物産などを歴任後、事業統括部企画業務室長を経て現職。事業統括部時代には、事業投資・連結経営等に関する社内外20回超の講師経験を有する。
宮本氏(左)と聞き手の山口博氏

宮本氏(左)と聞き手の山口博氏

【山口博[連載コラム・分解スキル・反復演習が人生を変える]第49回】 <文/山口博> 【山口 博(やまぐち・ひろし)】グローバルトレーニングトレーナー。モチベーションファクター株式会社代表取締役。国内外企業の人材開発・人事部長歴任後、PwC/KPMGコンサルティング各ディレクターを経て、現職。 近著に『チームを動かすファシリテーションのドリル』(扶桑社、2016年3月)、『クライアントを惹き付けるモチベーションファクター・トレーニング』(きんざい、2017年8月)がある。
(やまぐち・ひろし) モチベーションファクター株式会社代表取締役。国内外企業の人材開発・人事部長歴任後、PwC/KPMGコンサルティング各ディレクターを経て、現職。近著に『チームを動かすファシリテーションのドリル』(扶桑社新書)、『クライアントを惹き付けるモチベーションファクター・トレーニング』(きんざい)、『99%の人が気づいていないビジネス力アップの基本100』(講談社+α新書)、『ビジネススキル急上昇日めくりドリル』(扶桑社)がある
1
2
3
チームを動かすファシリテーションのドリル

「1日1分30日」のセルフトレーニングで、
会議をうまく誘導し、部下のモチベーションを自然にあげられるようになる!

PC_middleRec_left
PC_middleRec_right
関連記事
PC_fotterRec_left
PC_foterRec_right