「私のVALUの初値は700円でしたが、そこから連日ストップ高が続いて、一時、時価総額が1億3000万円にもなりました。自分の価値がそのように評価されてビックリしたのですが、それ以上にありがたかったのは、VALUがお仕事にも繋がっていること。上場して手に入れたビットコインで、私が好きなファッションブランドの代表の方やカメラマンさんのVALUを購入したのですが、それをきっかけにSNS上でも直接やり取りさせてもらうようになり、モデルのお仕事までいただいてしまったのです（笑）」 　この奈津美さんは、決して知名度の高いモデルではない。しかし、「おそらく一番最初に上場した女性だった」（奈津美さん）という。そのため爆発的な人気を博し、たちまち時価総額1億円超えを達成。自身のVALUを売り出し、一瞬にして大金を得てしまったのだ。 「若い女性が珍しかったせいか、いろんな人がVALU上でアドバイスをくれました。『最初からたくさん売り出すと、価格が下がりやすいから少しずつ売るのがいいよ』とか。登録時に手にした自分の株5000VA（VALUの単位）を、そのアドバイスに従って少しずつ売り出して、380VAで約150万円分のビットコインをいただきました。さらに、その資金で気になる方のVALUERになって、含み益が350万円ほどあります」（奈津美さん） 　ちなみに、奈津美さんは投資経験ゼロ。それが1か月足らずで、計500万円ほどの利益を得てしまったというから驚きだ。それも元手はゼロ。自身が上場して得た資金で、VALU投資を始めただけだ。先行者利益もあろうが、奈津美さんならではの自己プロデュースも奏功したと考えられる。 「実家が農家なので、私のVALU保有者には野菜をお送りする“優待”を用意しました。その次に、拡散系の優待。VALUERさんが何か宣伝したいことがあれば、私のツイッターを通じて拡散します、という優待です。さらに、“株主総会”も先日、六本木で開きました。予想以上に多くの方が集まってくださり、15万円ほどの出費になりましたが（笑）」（同） 　このように、VALUならではの優待を用意している人は少なくない。では、実際にVALUで稼ぐにはどうすればいいのか？　広瀬氏が話す。