世界第三位の観光地、バルセロナで「観光者排斥」運動が起きている

「観光地化の是非」を巡り割れる地元世論

 アラン組織の親とでも判断されているCUPは、大規模に発展させる観光業には極力反対している極左寄りの政党だ。彼らは観光業を市営化することを提案している。そこで上げる利益を共有させるという考えを持っている。その為に、ホテルと民宿先をコントールすべきだという考えなのである。<参照:「Libre Mercado」>  アラン組織によるヴァンダリズムに憤りを感じているカタルーニャの経営者はポピュリズム政党から2015年にバルセロナの市長になったアダ・コラウにアランが犯している犯罪に断固たる態度で彼らを非難することを要望している。これまで築き上げた観光事業の成長を失う可能性があるからである。  しかし、彼女自身は市長になる時に、現在のバルセロナが無秩序に観光都市化されたと批判して、今後は統制化されたプランを基に発展させる必要があるという考えを表明していたのだ。その具体化として、バルセロナの主要地区でのホテルの建設を禁止し、旧市街の歴史的遺産が残された地区では観光客へのサービスに繋がる営業店の開設も禁止したという前例を持つ市長である。その市長が観光事業に関係している企業経営者の要望をどこまで受け入れるか関心がもたれている。
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バルセロナが抱えるもう一つの悩みのタネ
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