固定観念に陥りやすい傾向とは、20年来の演習経験をふまえて、わが国ビジネスパーソンの陥りやすい傾向として、私は現在では、次の4区分の8つの傾向に分類している。
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共通の10人のメンバーの活動実績、営業成果、報告書を用いて演習するのだが、演習をしてみると、20人のマネジャーの評価は、大きく乖離する。甘いか辛いか(寛大と厳格)、平均に寄るかどうか(特定と平均)、実績か見解か、自分と対比したり直近の結果に左右されたりするか、わが国ビジネスパーソンの傾向だ。
大事なことは、無意識のうちに、そうした傾向に流されてしまっていないかということで、自分にはその傾向があるかもしれないということを自覚すること自体が大事だということだ。これが固定観念を排除する分解スキル反復演習だ。
※分解スキル反復演習型能力開発プログラムは、山口博著『チームを動かすファシリテーションのドリル』(扶桑社、2016年3月。ビジネス書ランキング:2016年12月丸善名古屋本店1位、紀伊國屋書店大手町ビル店1位、丸善丸の内本店3位、2017年1月八重洲ブックセンター4位)で、セルフトレーニングできます。
【山口博[連載コラム・分解スキル・反復演習が人生を変える]第41回】
<文/山口博>
【山口 博(やまぐち・ひろし)】グローバルトレーニングトレーナー。株式会社リブ・コンサルティング 組織開発コンサルティング事業部長。さまざまな企業の人材育成・人事部長歴任後、PwC/KPMGコンサルティング各ディレクターを経て、リブ/コンサルティング組織開発コンサルティング事業部長。。近著に『
チームを動かすファシリテーションのドリル』(扶桑社、2016年3月)がある
※社名や個人名は全て仮名です。本稿は、個人の見解であり、特定の企業や団体、政党の見解ではありません。