また、クレジットカード付帯保険の有効期間は最大90日となっているので、半年などの出張者には足りないことになるが、これにも合法的なワザで延ばすことができる。
実は、自動付帯と利用付帯を組み合わせることで保険期間を延ばすことができるのだ。仮に自動付帯カードA、利用付帯カードBとCを持っているとしよう。出国時は自動付帯であるカードAを使い、90日以内に現地で利用付帯のカードBを利用するとそこから90日間の保険が発生する。さらに有効期間内にカードCを使えば、さらに90日延長できこれだけで半年間は楽々クリアーできる。さらに利用付帯保険を増やし繰り返せば、事実上1年保険となるのだ。
日本語が話せる医師も常勤するバンコクの大病院
ただし、現地で利用しても後付で保険が適応されない種類もあるので契約時にチェックしておきたい。利用付帯の条件は、現地の交通機関(タクシーや鉄道など)をクレジットカードで利用することであること多い。
「利用付帯のカード保険は、年間費無料なものが多く保険金も少ないため、保険期間が延長できても保険金的に厳しくなることもあるので、年間費が発生しても十分な保険金があるカードを選ぶようにしてください」(T氏)
利用付帯で延長する場合は、基本的に合算ワザが使えず1枚分のみとなるので注意が必要となる。
<取材・文/我妻伊都(TwitterID:
@ito_wagatsuma>