kai / PIXTA(ピクスタ)
いろいろなメディアで「持たない暮らし」や「ミニマリスト」が盛んに取り上げられていますよね。モノが少ないと片づけが楽には違いない!だけど、自分にはできない!とお悩みの方が多いのも事実。
そこで、お片づけで得られるメリットを整理してお伝えすることで、皆さんにお片づけをやりたい!という気持ちになっていただけたらと思います。
家庭でも、職場でも、気がついたら周りが散らかっているという場面がよくありますよね。誰も片づけてくれない場合は、重い腰を上げて後始末をするというのが、一般的なお片づけに対する行動ではないでしょうか。
ですが、少し思考を変えて積極的に取り組んでみると、お片づけには生活を一変させてくれるようなパワーがあります。家事効率や仕事の効率アップはもちろん、人間関係を円滑にしてくれたり、さらにはお金の節約にまでなるという、よい連鎖が続く想像以上の豊かさをあなたに提供してくれるものなのです。
まずは、お片づけをすることで得られる節約効果をご紹介します。1つ目が節約と聞いて一番に思いつく「お金の節約」。2つ目が「時間の節約」。そして3つ目が「余計なことに煩わされない気持ちの節約」です。
お片づけをすると、スッキリしたな~という気持ちのよさをまず感じますよね。それと同時に3つの節約をみなさんもきっと経験されているはずです。もしかしたら、気づいていないだけかもしれません。お片づけで得られる節約を1つずつ整理してみましょう。
なんといっても節約と言われて一番に思い浮かぶのは、お金の節約ですよね。お片づけができていると、日用品のストックも整理整頓されていて、無駄に多く買いすぎるということがなくなります。反対にお片づけができていないと、よく起こるのが、すでに持っていることを忘れて買ってしまう二度買い。これは、持っているモノを把握できていないがために、とりあえず買ってしまうことで起こります。ティッシュペーパーのようなストックしておくと便利な日用品によくあるパターンです。こういった日用品は特売の目玉商品として店頭に並ぶことが多いのも原因だと思います。
他にもお片づけをすることで、不必要なモノを処分するので、だんだん自分の好みや必要な量というものクリアになってきます。自分の好みではないものは、例え安売りをしていても、買ったら無駄になるとわかるので、むやみに手を出さなくなったり、これ以上買ってもどうせ使わないと冷静に判断することができます。これも反対にお片づけができていないと、たくさんモノを持ちすぎて、自分がどんなものが好きなのかわからず、半額の値札を見ると、そのお得感からついレジに持っていってしまうということが起こってしまいます。
そして、考え方を広げていくと、使っていないモノやストックを置いている場所にも賃料や固定資産税がかかっています。家全体・オフィス全体での賃料で、あまり気になっていない場合が多いですが、例えば100平米のオフィスが賃料20万円で、その25平米が不要な古いサンプル置き場になっているとします。そうすると賃料5万円分がモノをただ保管することに使われていることになります。サンプル置き場をうまく整理して縮小することができれば、保管場所・保管費用を節約できることになり、その上、その場所を他のクリエイディブな生産活動に使うことができます。2度おいしいとは、こういうことですよね。