いま、主婦に最も人気のバイト先第一位は?

xiangtao / PIXTA(ピクスタ)

 多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所(株式会社ツナグ・ソリューションズ/本社:東京都千代田区)は、子供の新生活対応も一段落し、これからアルバイト探しを本格化させる主婦たちを対象とした「アルバイト採用ブランドランキング【主婦編】」を発表しました。(調査期間:2017/1/27~2017/2/1、調査対象:アルバイト・パートに直近で接点がある全国の18~69歳までの1,000人)

身近バイトの代名詞「コンビニ」上位独占!

 今回の調査における「アルバイト採用ブランド」1位はセブン-イレブン。2位ローソン、3位ファミリーマートと、コンビニエンスストアの3大ブランドがトップ3を独占しました。 ⇒【資料】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=141537

「ツナグ働き方研究所」リリースより

 10位圏内には、100円ショップのザ・ダイソーやセリア、同じく身近なアルバイトブランドのマクドナルドやイオンも名を連ねています。スターバックスコーヒーや無印良品、東京ディズニーリゾートといったキラキラバイト系もランクインしているものの、やはり勤務時間や勤務場所のハードルが低そうな職場が主婦から求められているということが、改めて浮き彫りになりました。

主婦は、圧倒的に「時間」や「場所」というキーワード重視!

 アルバイトを選択する際において重視する因子は、求職者全体では「時間」「給与」「場所」という条件系因子となっています。アルバイトを選ぶうえで条件面がまずベースとなるのは、想像通りの結果ではありますが、主婦は、その条件因子への重要度に特徴があります。  主婦が一番重視しているのは「時間」(22.4%)、次いで「場所」(19.8%)という結果でした。求職者全体と比較すると前者で+2.6ポイント、後者で+2.4ポイント。このふたつの因子がより重要だと捉えられているのです。一方、求職者全体で最も重要とされた「給与」は18.0%で3番目のスコア。求職者全体からも▲3.3ポイントと、重視度が低く出ています。しかも、年齢別でさらに細分化すると、35歳以上の主婦層においてこの傾向はさらに顕著です。この層は子育てに多くの時間を要する主婦が多い層。いわば、子育てを“本業”と見立てると、アルバイトやパートで働くことは、ある意味でダブルワーク先を探しているということと同義とも考えられます。そうすると当然、本業に支障をきたさないことが前提になるわけで、「給与」を諦めても、「時間」や「場所」を優先するのは、自然な流れなのでしょう。
次のページ
店舗数の多さも重要な要素
1
2
バナー 日本を壊した安倍政権
新着記事

ハーバービジネスオンライン編集部からのお知らせ

政治・経済

コロナ禍でむしろ沁みる「全員悪人」の祭典。映画『ジェントルメン』の魅力

カルチャー・スポーツ

頻発する「検索汚染」とキーワードによる検索の限界

社会

ロンドン再封鎖16週目。最終回・英国社会は「新たな段階」に。<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

国際

仮想通貨は“仮想”な存在なのか? 拡大する現実世界への影響

政治・経済

漫画『進撃の巨人』で政治のエッセンスを。 良質なエンターテイメントは「政治離れ」の処方箋

カルチャー・スポーツ

上司の「応援」なんて部下には響かない!? 今すぐ職場に導入するべきモチベーションアップの方法

社会

64bitへのWindowsの流れ。そして、32bit版Windowsの終焉

社会

再び訪れる「就職氷河期」。縁故優遇政権を終わらせるのは今

政治・経済

微表情研究の世界的権威に聞いた、AI表情分析技術の展望

社会

PDFの生みの親、チャールズ・ゲシキ氏死去。その技術と歴史を振り返る

社会

新年度で登場した「どうしてもソリが合わない同僚」と付き合う方法

社会

マンガでわかる「ウイルスの変異」ってなに?

社会

アンソニー・ホプキンスのオスカー受賞は「番狂わせ」なんかじゃない! 映画『ファーザー』のここが凄い

カルチャー・スポーツ

ネットで話題の「陰謀論チャート」を徹底解説&日本語訳してみた

社会

ロンドン再封鎖15週目。肥満やペットに現れ出したニューノーマル社会の歪み<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

社会

「ケーキの出前」に「高級ブランドのサブスク」も――コロナ禍のなか「進化」する百貨店

政治・経済

「高度外国人材」という言葉に潜む欺瞞と、日本が搾取し依存する圧倒的多数の外国人労働者の実像とは?

社会