前述のような詐欺やゴト師行為といった犯罪や、それに関わる「募集」がある一方で、「合法的」な打ち子の募集もある。
それはパチンコ店のグランドオープンやイベント等、出玉の放出が予想される特定の日に10名前後の集団で押し寄せ、優良台を占拠し、より多くの出玉を獲得するというもの。しかし最近では、パチンコ店でもそのような「合法打ち子」対策を取るお店も多く、結局のところ胴元だけが潤い、打ち子側としては、普通のアルバイトと比べても決して割の良い仕事とは言えない。
こうした「打ち子」に纏わるトラブルに巻き込まれないためにはどうすべきか?
それは、そもそも、パチンコでお金を儲けようとするのが間違いだと思うべきだということにほかならない。小遣いの範囲でゲームとしてパチンコをするのは自由だが、お金を貯めたければ、パチンコを打たないか、パチンコ店で正規のアルバイト(時給1300円程度)をするほうがよっぽどましだ。
〈文・安達 夕〉