大手パチンコ企業「B」支店で起きたサクラ勧誘事件が話題に。Bは公式HP上で謝罪した
大阪のとあるパチンコ店の店長が、インターネットサイトで知り合った女性に、「サクラ」の話を持ち掛け炎上した一件があったが、多くの場合、ネット上で募集している「サクラ」や「打ち子」の募集にはいかがわしいものが多い。
代表的な手法としては、ホールの目を掻い潜り不正改造した遊技機の打ち子をさせられたりする、ゴト師行為への加担をさせられるものから、初期の手数料等を騙り、事前の振り込み(30万円~100万円程度)をさせてカネだけ騙し取られるものなどさまざまだ。
この度、そのような被害を鑑み、全国のパチンコ店からなる全日本遊技事業協同組合連合会(以下、全日遊連)がHP上で、雑誌広告、ホームページ・メール上で掲載している「攻略法販売」・「打ち子募集」、「救済」業者または組織の所在地先を確認した結果、掲載所在地先に所在していなかった業者または組織の一覧を掲載した。
全日遊連のHPを見ると、実際には存在しない会社名が数多く掲載されているほか、複数の業者が所在地先として掲載し、且つ業者自体が所在していなかった住所も掲載されている。また具体的な、募集の方法も掲載されている。
業者の担当者から、提供する「攻略法」の情報をホールで使用するためには、「全日遊連(やホール)の発行したID」が必要であるとか、「全日遊連(やホール)に対して攻略情報の使用許可」が必要であるとし、発行のための費用が発生するという方法(これは完全なる振り込め詐欺!)や、また、攻略法の情報を提供するためには、打ち子の登録や審査が必要で、そのために氏名・住所・電話番号や免許証・保険証・学生証等を要求するという個人情報収集のための嘘もある。なんにせよ「甘い話には裏がある」を地でいく「募集」である。
ちなみに、架空の団体名や「攻略オブ・ザ・イヤー・グランプリ大賞受賞」などを語り募集を掛けている場合もあるが、全日遊連では、パチンコ業界の団体が「サクラ」や「打ち子」を募集することは決してないと釘を刺している。