ファーストレディの立場をビジネスチャンスにすり替え…米大統領夫人としての自覚に乏しいメラニア氏

批判を受けて訴状を訂正した可能性

3.メラニア夫人弁護士の弁明と、問題となる箇所の訂正  批判が集まった後、メラニア夫人の弁護士は「メラニア夫人はファーストレディーとして利益を追求していない」とし、批判は誤解であると説明しました。  さらに、その後、訴状の再提出がされました。新しい訴状はずいぶん異った形になっています。  これに対し、BBCなど複数メディアは、「ファーストレディーとビジネス機会」を結び付けるような記述が新しい訴状にない、と指摘しています。  ビジネス機会の箇所が重要な箇所だったことを考えると、今回の訂正は、批判を受けたから訂正をしたものである可能性が非常に高いといえるでしょう。

ファミリーの利益と国益は別にしなければならない

 経営権を息子2人に託すとした時や、ノードストローム批判の時もそうですが、トランプ大統領の利益相反行為に関しては以前から指摘されています。  そして、今回、トランプ夫人である、メラニア夫人も利益相反行為についての指摘がされたわけです。大統領と大統領夫人両方がこの点について批判されている状況。  政治にビジネス感覚を持ち込み、既存のやり方ではやらないというトランプ大統領ですが、怖いのは、トランプファミリーの利益と国の利益が絡みあう時。  権力あるリーダーの発言、ファミリーの行動など、今後もしっかり監視する必要があるといえるでしょう。 <文/岡本泰輔> 【岡本泰輔】 マルチリンガル国際評論家、Lingo Style S.R.L.代表取締役、個人投資家。米国南カリフォルニア大学(USC)経済/数学学部卒業。ドイツ語を短期間で習得後、ドイツ大手ソフトウェア会社であるDATEVに入社。副CEOのアシスタント業務などを通じ、毎日、トップ営業としての努力など、経営者としての働き方を学ぶ。その後、アーンスト&ヤングにてファイナンシャルデューデリジェンス、M&A、企業価値評価等の業務に従事。日系企業のドイツ企業買収に主に関わる。短期間でルーマニア語を習得し、独立。語学コーチング、ルーマニアビジネスコンサルティング、海外向けブランディング、財務、デジタルマーケティング、ITアドバイスなど多方面で活動中。
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