プロ翻訳家と人工知能が「翻訳対決」。結果は……
2017.02.25
評価は30点満点だったが、人間翻訳者の平均は24.5点、人工知能の平均点数は10点となり、人間の方が優れた翻訳能力があるとされた。なおGoogleやネイバーは、主催者側に技術利用を認めただけで、大会には関与しなかった。
当日、同じ場所で開かれた「人工知能翻訳討論会」に出席したニューラルネットワーク技術企業・ソルトルックス(saltlux)のシン・ソクファン副社長は、「囲碁は勝負が明確なゲームだが、翻訳は勝敗の絶対的基準がない。(対決は)機械翻訳の有用性を確認する程度の意味」と述べた。
一方で、人工知能やニューラルネットワーク、機械翻訳の急速な発展の速度を考慮し、人間と機械の共存を真剣に考えるべきだという意見も出てきた。機械翻訳の専門企業シストのキム・ユソク戦略担当常務は、「翻訳の分野では、人間と機械間の協業を実現しようという努力が長い間なされてきた。(中略)今後、業務の流れをどのように分担し、効率的に進めることができるかが課題」と意見を述べている。韓国翻訳学会のホン・ミョンス会長は「機械翻訳を活用する術を知っている翻訳者を育てる教育が開始されている」と、業界の状況を示唆した。
<取材・文/Sun Baibai(ロボティア>編集部) illustrated by ryantbarnettusu via pixabay(CC0 PublicDomain)>
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