役立たずの「アクションプラン」はなぜできてしまうのか?

山口博

photo via Startup Stock Photos CC0 License

アクションプランが役に立たない

 身に付けたいスキルをパーツ分解し、コアスキルを反復演習して着実にビジネススキルを体得する「分解スキル・反復演習型能力開発プログラム」を企業や団体向けに実施している。実施依頼の多いプログラムのひとつにアクションプラン(行動計画)の策定がある。アクションプランの策定とは、一般的には、例えば翌月に、何の業務を、いつまでに、どういう優先順位で実施するかなどを整理するための行動計画の策定をするものだ。

 実施依頼の理由を聞いてみると、大半が、「既にアクションプラン策定を指導し徹底しているが、形骸化しているように思えてならないので、実効性を高めて欲しい」という意味ものだ。アクションプラン策定によらず、さまざまな施策の実効性を高めたいというニーズは、月を増す毎に高まっている。

 依頼企業や団体の状況を、さらに掘り下げみると、次の二つのパターンに陥っていることがわかってきた。アクションプランの策定に疲弊してしまっているパターンと、アクションプラン策定のかけ声だけで終わっているパターンだ。私は前者を「練習過多型」、後者を「掛声倒れ型」と呼んでいる。

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現場を疲弊させるアクションプラン
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