昨年末にイタリア紙“ガゼッタ・デッロ・スポルト”が報じた「世界高額年俸選手~“週給”ランキング」のトップ5、毎年バロンドールの中心に居るご両名以外は皆が中国クラブの所属だ。
もちろん推定ではあるのだが、テベスに到っては“分給8600円”という、もう何が何だか分からない世界である。数字で理解し難いのであれば、現地へ行って肌で感じる方が早い、とばかりに、彼らがAFCチャンピオンズリーグ(以下、ACL)本選出場を掛けたプレーオフへ出場するという情報を掴み、急遽上海へと飛んだ。
降り立った上海浦東空港、現状でも十分な“大箱”なのだが、新しいサテライト棟の建設が進む姿がタキシングする機内から見て取れた。聞くところによると、2035年までに新たに第3ターミナルも建設予定だという。これでもまだ足りないということなのか、何処へ向かうのだ、恐るべし中国。
ブリスベーン・ロアー(オーストラリア)をホームへ迎えた試合は午後7時45分キックオフ、しかし筆者にとって初めてのスタジアムであり、余裕を持って2時間半前には隣接する蛇口足球場駅に到着していた。周辺には待ちきれない上海申花(以下、申花)ファンも多く目に付いた。