進む企業でのAI活用。不動産や投資業界、メガネ選びでも

丹羽唯一朗

photo by PeteLinforth via pixabay(CC0 PublicDomain)

 AI(人工知能)のニュースが毎日のようにアップデートされる昨今。多くの企業もAIを活用し始めている。

 不動産業界では近年、金融業界における『FinTech(フィンテック)」に続き、不動産テック(Real Estate Tech)なる動きが活発化しており、その一端としてAIの活用に注目が集まっている。

 不動産事業を全国展開するハウスドゥおよび100%出資子会社であるフィナンシャルドゥは、「誰でも気軽に不動産の売買相場をチェックできるサービス『HowMa(ハウマ)』を提供する株式会社コラビットが保有する、人工知能を利用して独自に算出した不動産の推定相場価格データと連動し、全国の不動産物件の評価相場が簡単な情報入力で確認できるWEB査定サービスおよびスマートフォンアプリの提供を2月16日より開始すると発表した。(参照:プレスリリース

 現行のハウスドゥおよびフィナンシャルドゥが提供するサービスの元データは、チェーン店舗で取り扱う取引情報や成約事例がベースであり、店舗のないエリアでの査定結果の精度向上が課題であった。コラビットが開発したサービスでは、膨大な公開情報と人工知能を利用し、独自のアルゴリズムによって、全国のマンション・戸建の推定相場データを推定するものだという。

眼鏡のレコメンドも

 メガネチェーン店『JINS』などを運営するジェイアイエヌ(JINS)は、2016年11月11日から、人工知能(AI)による機械学習を取り入れた眼鏡のレコメンドサービス『JINS BRAIN(ジンズ ブレイン)』をオンラインショップおよび全国の店舗で開始している。

 JINS BRAINでは、JINS オリジナルAIを開発し、JINSスタッフ3,000名による約6万枚の画像評価データをコンピュータが機械学習した。利用者は、ナビゲーションに従って顔写真を撮影するか、ファイルから写真をアップロードすることが可能。気になる眼鏡を画面上で試着する。メガネをかけた顔の画像から、JINS BRAINの人工知能がメガネのお似合い度のスコアを算出する。このように、クラウド上にJINS BRAINを配置することで、利用者は、パソコンやスマートフォンから人工知能によるメガネのレコメンドサービスを受けることができる。

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人工知能が判断し助言する投資信託

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