ドローンを凌ぐ高性能! 生物模倣型コウモリロボットが出現!

既存の飛行ロボットにない能力!

 バットボットは薄い翼を羽ばたかせ、小さな体を空中に浮上させる。1秒間に4~6mを飛ぶことができるそうだが、その速度も実際のコウモリと同じ水準である。また、翼を非対称的に動かし方向転換=急旋回したり、急激な垂直降下など難しい動きも再現された。この能力は、羽ばたきやプロペラで動く既存の飛行ロボットにはない能力だ。  バットボットは今後、ドローンが活用されている災害現場、環境監視などに応用することができると期待されている。バットボットの最大の利点は、安全だということ。現在、ほとんどのドローンは、高速で回転するプロペラを搭載しており、衝突および巻き込み事故が頻繁に起こっている。バットボットは軽量でプロペラもないので、衝突しても人を傷つける心配がない。プロペラが回るときに生じる騒音も発生しない。  生物模倣=バイオミメティクスがロボット分野に応用されることが増え始めているが、今後、どのようなロボットが登場するか楽しみだ。 参照:Caltech「Engineers Build Robot Drone That Mimics Bat Flight」 <取材・文/Shinji Ikematu(ロボティア>編集部)> 【ロボティア】 人工知能(AI)、ロボット、ドローン、IoT関連のニュースを配信する専門メディア。内外の最新技術動向やビジネス情報、ロボット時代のカルチャー・生活情報をわかりやすく伝える。編集長は『ドローンの衝撃』(扶桑社新書)の著者・河鐘基が務める。https://roboteer-tokyo.com/ ※ロボティアでは、今回の記事のほかにも下記のような記事を掲載中 ・LINEが人工知能アシスタント採用か!? ユーザー数頭打ちの打開策なるか冷凍銃にワシまで…「アンチドローンシステム」技術と課題まとめ韓国発の美女アンドロイド「エバー」ドバイ空港税関で採用
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