JAXAの超小型ロケット、打ち上げ失敗――それでも失われない“民生品活用”の意義と成果

鳥嶋真也

1月15日に打ち上げられたSS-520ロケット4号機。この約20秒後、機体から送られてくる信号が途絶えた Image Credit: JAXA

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月15日、超小型ロケット「SS-520」4号機(SS-520-4)の打ち上げ実験に失敗した。ロケットは搭載していた超小型衛星「TRICOM-1」とともに太平洋上に落下し、喪失。16日現在、失敗の原因はまだ明らかになっていない。

 SS-520-4とTRICOM-1は、民生技術を使ったロケットや人工衛星の開発を行い、それを実際に打ち上げることで技術の実証をすることを目的としていた。

 残念ながら打ち上げそのものは失敗に終わったため、原因の解明が求められることは事実だが、それでもロケットや衛星への民生技術の活用という意義と、今回の打ち上げまでの検討や開発の中で得られた成果が失われたわけでは決してない。

次のページ 
小さなロケットが精一杯”背伸び”して衛星を打ち上げ

1
2
3
4
5
4
5
関連記事
6
7