中国は日系サッカースクールが進出。香港・台湾も日本と連携【2016年アジアサッカーまとめ】

台湾男子代表監督に黒田和生が就任

 2016年の台湾サッカー界最大のサプライズは、4年半に渡り台湾サッカー発展の種まきに尽力していた、兵庫県滝川第二高校、ヴィッセル神戸育成担当を歴任した黒田和生氏が、台湾サッカー男子代表監督に就任したことがあげられる。香港で開催された東アジアカップの予選第2ラウンドから指揮を執り、北朝鮮、香港、グアムと戦い1勝2敗。次回大会の予選2次ラウンドの出場権を獲得した。2017年はAFCアジアカップ予選、そしてユニバーシアード台北大会での、ホストチームとしての躍進が期待される。  大会の開催にあたり、台北市周辺の試合会場の天然芝ピッチが、FIFA公認規格を含む10面の人工芝ピッチに改修された。台湾サッカー関係者の間では、大会終了後の施設の運営について、侃々諤々の議論が交わされている。10面もの人工芝ピッチができたことにより、育成年代を含めた試合環境の創出が可能となるためだ。  台湾の小学生年代のメジャー大会は3つ、それ以外も、各自治体、企業、街クラブが主体となって大会を運営している。その中で最大規模を誇るのが「YAMAHAカップ」である。2009年から始まった同大会は、今年で8回目を迎え、史上最多の313チームが参加した。各地区の予選を突破したチームは、来たる1月に開催される全国大会で優勝を争う。期間中は、ジュビロ磐田のコーチ・選手によるサッカー教室も開催される。  黒田和生氏によるこれまでの活動を振り返ると、台湾サッカー発展の鍵は日本式であると考えられる。2017年は代表強化、選手・指導者育成、大会運営などで、台湾人と日本人が手を取り合い、台湾スタイルを築く飛躍の年になるに違いない。
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中国では日本人経営のサッカースクールが増加
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