子供の微表情には未来の姿が映し出されている!?
私は学生時代のアルバイトを含めると10年以上、塾や予備校で子どもたちに勉強を教えてきました。勉強の話や日常の話を子どもたちとしていると、明らかに普通の反応を示す子と、特殊な反応を示す子がいることに気付きました。
例えば、勉強をしているとき、答えが間違っていることを指摘すると、多くの子は、恥ずかしそうにしつつ、もう一度問題にトライする、もしくは先生の私にヒントを求めてくる、という反応をしました。しかし、少数ながら特殊な反応をする子もいました。答えの間違いを指摘すると、ふてくされてしまい、その問題に再度取り組まない、もしくは不安な顔をして考え込んでしまう、そんな反応をする子たちでした。
こうした子どもたちの性格傾向は何なのでしょうか?また将来、どんな大人に成長する可能性があるのでしょうか?
表情分析の世界から子どもの性格傾向や将来の行動傾向を推測する研究をご紹介したいと思います。