ZARA、ネットショップが順調に伸展。実店舗は中国でユニクロとシェア争い激化

ライバルが少なかったネットショップ

 ZARAのネットショップ販売は大きく2つのグループに分かれている。  アイルランドに営業本部を設けて米国、カナダ、日本と3つの市場での販売を担当しているグループと、もうひとつはスペインのZARAの親会社インディテックスがスペイン、ポルトガル、イタリア、ポーランド、オーストリア、ギリシャ、デンマーク、フィンランディア、ノルウェー、スウェーデン、スイス、ルーマニア、ドイツ、モナコ、ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ、英国、アイルランドの19か国でのネットショップである。  2015年度の売上を見ると、前者は3億1790ユーロ(366億円)の売上、収益5480万ユーロ(63億円)、そして後者は8億4000万ユーロ(966億円)の売上、収益4980万ユーロ(57億2000万円)となっている。(参照「El Pais」)  ZARAのネットショップ躍進については、大きな要因がある。  というのも、現在ZARAが意識するようになっている強力なライバルであるイギリスのPRIMARKが、同社の商品価格が低すぎるためにネットショップ販売に伴う経費のことを考慮すると採算ベースに乗らないとしてネットショップ販売を展開させていないのである。このことはZARAのネットショップ展開にとっては強力な敵がいないため非常に都合が良いのである。
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リアル店舗展開は?
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しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営する生活。バレンシアには領事館がないため、緊急時などはバルセロナの日本総領事館の代理業務もこなす。

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