忘年会シーズン、こんな店だけは入ってはならない

合法の大きな基準は営業時間とサービス内容

 法律的には細々とした取決めや違いはあるが、大きな差は、その営業時間とサービスにある。「1号許可店」は遅くとも午前1時には閉店しなくてはならず、「深夜酒類提供飲食店」、「特定遊興飲食店」は営業時間の定めがないも反面、「接待」をしてはいけないこととなっている。  ちなみに、ここでいう「接待」とは何なのか。お店のサービスの観点からいえば、お酌やスキンシップ、カラオケのデュエットや客とのゲーム、指名制度や客とのダンスなどである。  要は、午前1時以降に営業しているキャバクラやホストクラブ、午前1時以降に客がくわえた煙草に火をつけるガールズバーは、何かしらの法律に違反している可能性が高い。  スナックの場合、カラオケの有無や、ボックス席の有無などで許可が変わったりするので一概には言えないが、これもやはり午前1時以降に客の隣に座り談笑をしていたり、カラオケでデュエットをしたり、客の歌に拍手をしたりすれば違法の可能性が高い。  万が一、そこに警察官が踏み込んできたらどうなるのか。この場合、客が罰せられることはほぼない。基本的には「風営法の無許可営業」、もしくは「風営法違反(営業時間外の営業)」で店側が罰せられるのだが、しかし世の中何があるか分からない。転ばぬ先の杖。気を付けるに越したことはない。  お店のスタッフがこの事について詳しく知らない場合も多く、摘発された場合、もしかしたら一番の「被害者」はお店のスタッフたちかも知れないが。
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絶対に行ってはいけない、危険なお店とは?
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