「パチンコ依存症の半数は週4回以上入店」データから浮かび上がる課題とは

安達夕

パチンコ依存症者の全容が明らかに?

 カジノ議論が過熱するなか、「反対派」が主張するのは主に「依存症」の問題である。

 そもそも依存症の問題自体にも問題がある。人が何かに依存するのはよくあることであって、代表的なところでいえば、薬物依存やアルコール依存などの法律や生命に直接関わる依存であったり、若者たちのスマホ依存や、買い物依存、ゲーム依存の問題などもあったりする。

 ギャンブル依存の話をするのならば、ギャンブルが好きであるとか、ギャンブル場に足繁く通うこと自体が問題ではなく、ギャンブルによって、社会的な問題を引き起こしたり(某大手企業会長のカジノ問題等)、個人や家族の生活が破たんしたりすることが問題なのである。

 逆説的に言えば、ギャンブル場に毎日通おうが、ギャンブルで何百万円負けようが、それ自体は「依存症」であるとしても、破たんさえしなければ、個人の自由の範疇の話なのである。ポイントは、ギャンブルにのめり込むことによって、何かしらの問題が発生するか否か。よって本稿では、「ギャンブル依存」ではなく、「ギャンブル依存問題」と書く。

 さて、本稿ではギャンブル依存を考えるにあたって、よく引き合いに出されるパチンコ・パチスロへの依存について考える。「パチンコはギャンブルではない」という議論については、本稿の趣旨に添わないのであえて与しない。

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「パチンコ依存」の相談機関、リカバリーサポート・ネットワーク

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