ソウル230万人ロウソクデモに韓国与党議員、「火は風が吹けば消える」発言で大炎上
先週末、韓国では朴槿恵大統領の下野(退陣)を求める第6次国民集会が開かれ、ソウル市だけで170万人、全国併せて230万人がデモに参加したと報じられた。デモは13歳の少年が朴槿恵下野を叫ぶ演説をして聴衆の称賛を浴びたり、100歳を超える老人が参加したりと拡大の一途を辿っている。
一方、韓国政界では、大統領の「自身の退陣は国会の決定に従う」という発言以降、大統領弾劾決議は延期され、与党・セヌリ党は「4月退陣」で調整をはじめた。大統領弾劾で息巻いていた野党も、与党非主流派「非朴系」の議員らの造反が曖昧な状況となり、一旦は弾劾は難しいという雰囲気が醸成されたが、ここにきて「非朴系」議員ら29人が弾劾決議に賛成の意を表明(与党28人の造反で弾劾訴追案が可決する見込み)し、一気に息を吹き返した状況だ。
大統領の弾劾決議は、12月9日に発せられる予定。残された時間は100時間余りだ。今週には朴大統領と「非朴系」議員らとの面会が噂されており、大統領スキャンダルを巡る混乱の行く末は予断を許さない状況にある。
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