ソウル230万人ロウソクデモに韓国与党議員、「火は風が吹けば消える」発言で大炎上

朴大統領を揶揄した替え歌も流行

 韓国には、「韓国を輝かせた100人の偉人」という歌がある。  古代から近現代に至るまで、韓国の歴史に出てくる偉人たちを紹介した歌で、小学校の朝礼時間などで歌われ、子ども達の歴史学習に一役を買っている。50歳くらいまでの韓国人であれば、誰もが知っている国民的ソングだ。  最近、この「韓国を輝かせた100人の偉人」をパロディー化した替え歌が、国民の中ではやっている。タイトルは「槿恵(クネ)を輝かせた100人の危人」。 「偉人」と「危人」、どちらも韓国語では「ウィイン」と発音する。この歌には、崔順実はもちろん、彼女の父親の崔太敏や、夫や娘、姪っ子のチャン・シホなどの崔一族のほか、「青瓦台の門番三人衆」や大統領の専属医師、看護将校、国会議員の面々など、無数の人たちが登場する。これほどまでの人たちが、大統領特権に関わっていたのかと、唖然とするレベルである。  前代未聞の「崔順実ゲート事件」。間違いなく、山場は今週末である。「4月退陣論」で次期大統領選挙までの時間を稼ぎたい与党と、大統領退陣を1日でも早めたい野党。弾劾決議に賛意を示すかまだまだ不透明な与党非主流派議員と、弾劾決議だけは阻止したい大統領。政界が泥沼の様相を見せる中、国民たちの怒りのデモは、強大化の一途を辿っている。 <文・安達 夕>
Twitter:@yuu_adachi
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