躍進著しいミャンマーサッカー、成長の裏に大富豪ゾー・ゾー氏の支援

FIFA・ブラッター前会長とも深い親交

 12歳以下を対象とした全国セレクションで選ばれた120人を国内4か所に分けて育成し、ドイツに3年間留学させるなど徹底した英才教育を施した。ゾー・ゾー会長は、技術面や人材面での支援を受けるため、国際サッカー連盟(FIFA)のジョセフ・ゼップ・ブラッター前会長やドイツサッカー協会(DFB)のフランツ・ベッケンバウアー副会長らとも密接な関係を築いた。海外留学を経験した選手らは、2009年に新設されたミャンマー・ナショナル・リーグの各クラブでプロ選手としてプレーしている。  ゾー・ゾー会長は、ミャンマー・ナショナル・リーグ各クラブのオーナーから毎月200万USD(約2億2000万円)の財源を得ているが、この資金は全てミャンマーサッカー発展のために使われている。急速な発展はアジアでも高く評価され、MFFはAFCアニュアルアワード2013でドリーム・アジア賞を受賞した。  ゾー・ゾー会長は、「近年のミャンマーサッカーの成功は、我々が10年間続けてきたことの成果を物語るものです。しかし、我々が目指すのはもっと上。そのためにすべきことは、まだ山ほどあります。」と語った。ミャンマーはスズキカップ1次リーグを12年ぶりに突破し、準決勝では前回王者のタイと激突する。東南アジアの勢力図を塗り替えようとするミャンマーの挑戦はここからが正念場となる。 <文/宇佐美 淳> 1981年生まれ、愛知県出身、ベトナム・ホーチミン在住の翻訳家兼ライター。2005年にベトナムに渡り、5年間日本語教師として語学センターや大学で教壇に立った後、2011年にベトナム情報配信サイトの運営会社に就職して編集長を務め、2014年に退社。在職中の2013年にベトナムサッカーの専門サイト「ベトナムフットボールダイジェスト」を立ち上げ、現在も個人で運営を続ける。「アジアサッカー研究所」や「フットボールチャンネル」などでコラムを連載中。 <アジアサッカー研究所> 東南アジアを中心としたアジア新興国と日本およびアジアの国々のさらなる発展のために、各国の取り組みをリサーチし、関係者に共有し、さらなる価値を創造していくことを目的として、人材開発とコンサルティング分野など、日本とアジアのサッカー交流を加速させるプロジェクトとして活動している。http://ja.ifaf.asia/
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