ASEANスーパーリーグ(ASL)の来年9月開幕を報じるシンガポールの英字紙「TODAY」
東南アジア各国から参加クラブを集める「ASEANスーパーリーグ(ASL)」が、2017年9月の開幕を予定しているというニュースをシンガポールの現地紙が報じ、国内のサッカーファンの間で話題となっている。
「東南アジア版チャンピオンズリーグ」ともいえるASLが発足すれば、総人口6億人以上の巨大新興マーケットであるASEAN全域をカバーすることになり、アジアのサッカーシーンにも大きなインパクトを与えることが期待されるが、先行きはそれほど明るいものではないようだ。
シンガポールの英字紙「TODAY」によれば、第1回のASLは2017年9月から2018年4月の開催を予定しており、ASEANサッカー連盟(AFF)加盟国から各1~2チームが参加して、10チーム程度で発足することが計画されているという。AFF加盟12カ国のうち、オーストラリアと東ティモールはASL発足に向けた話し合いには参加していないとみられている。
現時点ではASLへの参加クラブは一切明らかにされていないが、シンガポールからは2012年から隣国マレーシアのリーグ戦に参加して昨年末で解散した「ライオンズXII(トゥエルブ)」を再結成して参戦することが有力視されている。また、ASL発足を準備しているプロジェクトチームが、過去数か月の間にマレーシアやタイの複数クラブと接触しており、フィリピンやインドネシアのクラブとも近く話し合いを進める予定と報じられている。