厚切りジェイソンが役員を務めるベンチャー企業「テラスカイ」が迎える「Why?」な正念場

厚切りジェイソン

厚切りジェイソン氏 photo by caféレストラン ガスト CC BY 3.0

「Why Japanese People!?」のネタで一世を風靡したお笑い芸人・厚切りジェイソン。彼が役員を務めて株式も保有するIT企業「テラスカイ」は昨年、東証マザーズに上場したばかりの新進気鋭の企業だ。一体どのような会社なのだろうか?  同社が手がけているのはクラウドに特化したシステムの開発と提供である。国内のクラウド市場は年率2桁の成長を続けており、’19年度には2兆円以上の市場になるとの見込みがあるとも言われている。

「上場目論見」には厚切りジェイソン氏(本名Danielson Jason David)の名も

IT企業「テラスカイ」の業績は?

 この業界ではAmazonのAWSやSalesforceなどの大手ベンダーが存在し、テラスカイはそれらから認定を受けて各企業にクラウドの導入を行うポジションだ。とりわけ、Salesforceは上場時には株式も保有しており、Salesforce認定資格者が多数在籍していることを決算説明資料でも強調してきたが、連結対象のサーバーワークス社はAWSともパートナーシップを結んでおり、案件が増加している。 ⇒【資料】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=117304  AWSのプレミアムパートナーは日本国内では5社しかいないという。良好な関係を築いている大手ベンダーが伸びれば伸びるほど、導入業社であるテラスカイも伸びていくはずというわけだ。それでは、実際の業績はどうなっているのだろうか? ⇒【資料】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=117305  同社の売上の大半を占めるのが製品の導入を通じた、企業へのソリューション事業だ。案件の受注数は順調に積みあがっており、3年間で3倍弱となっている。
次のページ
売上総利益はじわじわと下降
1
2
3
進め!! 東大ブラック企業探偵団

ニッポンを救うホワイト企業はここだ!!

バナー 日本を壊した安倍政権
新着記事

ハーバービジネスオンライン編集部からのお知らせ

政治・経済

コロナ禍でむしろ沁みる「全員悪人」の祭典。映画『ジェントルメン』の魅力

カルチャー・スポーツ

頻発する「検索汚染」とキーワードによる検索の限界

社会

ロンドン再封鎖16週目。最終回・英国社会は「新たな段階」に。<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

国際

仮想通貨は“仮想”な存在なのか? 拡大する現実世界への影響

政治・経済

漫画『進撃の巨人』で政治のエッセンスを。 良質なエンターテイメントは「政治離れ」の処方箋

カルチャー・スポーツ

上司の「応援」なんて部下には響かない!? 今すぐ職場に導入するべきモチベーションアップの方法

社会

64bitへのWindowsの流れ。そして、32bit版Windowsの終焉

社会

再び訪れる「就職氷河期」。縁故優遇政権を終わらせるのは今

政治・経済

微表情研究の世界的権威に聞いた、AI表情分析技術の展望

社会

PDFの生みの親、チャールズ・ゲシキ氏死去。その技術と歴史を振り返る

社会

新年度で登場した「どうしてもソリが合わない同僚」と付き合う方法

社会

マンガでわかる「ウイルスの変異」ってなに?

社会

アンソニー・ホプキンスのオスカー受賞は「番狂わせ」なんかじゃない! 映画『ファーザー』のここが凄い

カルチャー・スポーツ

ネットで話題の「陰謀論チャート」を徹底解説&日本語訳してみた

社会

ロンドン再封鎖15週目。肥満やペットに現れ出したニューノーマル社会の歪み<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

社会

「ケーキの出前」に「高級ブランドのサブスク」も――コロナ禍のなか「進化」する百貨店

政治・経済

「高度外国人材」という言葉に潜む欺瞞と、日本が搾取し依存する圧倒的多数の外国人労働者の実像とは?

社会