米国で波紋を呼ぶ「隠れトランプ」の告白~分断されるアメリカ

水次祥子

『ワシントン・ポスト』紙

 不動産王ドナルド・トランプ氏が大統領選に勝利したことで「隠れトランプ」の存在がクローズアップされている。トランプ氏を支持するとはとても思えないのに実際はトランプ氏に投票していたという有権者が多いため、この言葉が広がった。表立って支持を言えず、選挙終了後の今も隠し続けている人もいるという。
 そんな中、ある人がワシントン・ポスト紙で隠れトランプであることをカミングアウトし、波紋を広げている。(参照:『ワシントン・ポスト』)

 告白したのは同紙の元記者で、ムスリム・リフォーム・ムーブメントという団体の創設者であるアスラ・Q・ノマニさん(51)。イスラム教徒で子供時代にインドから米国に渡った有色人種の移民女性だ。トランプ氏が女性蔑視発言を繰り返し、イスラム教徒や移民を排除する発言をしていることを考えると、支持するなどあり得ないだろうと思える人物である。

 記事の一部を要約すると、ノマニさんの告白は以下のようなものだ。

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イスラム系「隠れオバマ」の告白
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