サッカー不毛の地・スリランカにおける日本政府とJリーグの取り組み

サッカー普及だけにとどまらない草の根活動

 毎年行っているJリーグのこの取り組みは、現在来年の候補地を検討中とのこと。是非この活動が続いてほしいと思うとともに、アジアサッカー研究所としては来年以降も同行できればという考えだ。  今回の企画を運営していたJリーグ国際部のメンバーは日々、日本とアジア各国を奔走し、Jリーグのマーケットをアジアを中心とした海外に広げ、ビジネス面からも日本サッカー界を盛り上げようとしている。そのためには各国のビジネス界、政界の要人たちとのコネクションに加え、このような草の根の活動が長く継続され、現地の方々にも愛される存在になっていることはプラスに働くだろう。  JICAの活動とともに、Jリーグの国際社会貢献活動が今度も継続し、現地の人たちに愛されることを願うばかりだ。 <アジアサッカー研究所/神谷 政志 写真/ (c) J.LEAGUE> 1982年東京都生まれ。法政大学社会学部卒。10年間の会社員勤務を経て、2016年にスリランカにて会社を創業。スリランカでの唯一の日本語フリーペーパーの発行、企業や学生向けの研修やインターンシップのコーディネーを手掛ける。アジアサッカー研究所のスリランカ担当。週末はスリランカ在住日本人によるサッカー部にてプレー。 <アジアサッカー研究所> 東南アジアを中心としたアジア新興国と日本およびアジアの国々のさらなる発展のために、各国の取り組みをリサーチし、関係者に共有し、さらなる価値を創造していくことを目的として、人材開発とコンサルティング分野など、日本とアジアのサッカー交流を加速させるプロジェクトとして活動している。http://ja.ifaf.asia/
1
2
3
4
5
バナー 日本を壊した安倍政権
新着記事

ハーバービジネスオンライン編集部からのお知らせ

政治・経済

コロナ禍でむしろ沁みる「全員悪人」の祭典。映画『ジェントルメン』の魅力

カルチャー・スポーツ

頻発する「検索汚染」とキーワードによる検索の限界

社会

ロンドン再封鎖16週目。最終回・英国社会は「新たな段階」に。<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

国際

仮想通貨は“仮想”な存在なのか? 拡大する現実世界への影響

政治・経済

漫画『進撃の巨人』で政治のエッセンスを。 良質なエンターテイメントは「政治離れ」の処方箋

カルチャー・スポーツ

上司の「応援」なんて部下には響かない!? 今すぐ職場に導入するべきモチベーションアップの方法

社会

64bitへのWindowsの流れ。そして、32bit版Windowsの終焉

社会

再び訪れる「就職氷河期」。縁故優遇政権を終わらせるのは今

政治・経済

微表情研究の世界的権威に聞いた、AI表情分析技術の展望

社会

PDFの生みの親、チャールズ・ゲシキ氏死去。その技術と歴史を振り返る

社会

新年度で登場した「どうしてもソリが合わない同僚」と付き合う方法

社会

マンガでわかる「ウイルスの変異」ってなに?

社会

アンソニー・ホプキンスのオスカー受賞は「番狂わせ」なんかじゃない! 映画『ファーザー』のここが凄い

カルチャー・スポーツ

ネットで話題の「陰謀論チャート」を徹底解説&日本語訳してみた

社会

ロンドン再封鎖15週目。肥満やペットに現れ出したニューノーマル社会の歪み<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

社会

「ケーキの出前」に「高級ブランドのサブスク」も――コロナ禍のなか「進化」する百貨店

政治・経済

「高度外国人材」という言葉に潜む欺瞞と、日本が搾取し依存する圧倒的多数の外国人労働者の実像とは?

社会