ここは「温泉」ではなくてビームスの店内
店内に入ると、ほのかに漂う檜の香りと湯気。
といっても、温泉施設のレポートではない。セレクトショップ・ビームスの旗艦店である「BEAMS JAPAN」(新宿区北新宿)の1階に、温泉が出現したのだ。
大分県別府市。手前が鉄輪温泉、奥が別府温泉
この温泉の正体は、11月30日まで開催されるビームスと大分県別府市とのコラボレーションイベント「BEAMS EYE on BEPPU」の一環として設置された足湯だ。
別府市は言うまでもなく温泉湧出量・源泉数日本一の都市。お湯は別府温泉からタンクローリーで直送された源泉100パーセントのもので、泉質は単純温泉、適応症は「神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康促進」となっている。
足湯のようすは店外から眺められる。存在感は抜群
期間中はこの足湯が無料で提供されるほか、かつて湯治籠にも使われていた伝統工芸品「別府竹細工」のアクセサリー、温泉で作った化粧品、「湯の花」を使った入浴剤、「かぼす」や「ざぼん」を使った別府銘菓の販売なども行われる(足湯は土日のみ開催)。
足湯の開催時間は写真のとおり
また、足湯の利用者には、別府市観光協会ウェブサイト「温泉ハイスタンダード 極楽地獄別府」のロゴ入り手ぬぐい、別府市のNPO法人「BEPPU PROJECT」が制作したアートガイドブック「旅手帖 beppu」のプレゼントが行われるなど、「BEAMS JAPAN」の一角は別府温泉一色となっている。
なお、この足湯は別府市で行われている温泉めぐり企画「別府八湯温泉道」のスタンプも設置されており、公式スタンプ帳「スパポート」に期間限定のスタンプを押すこともできる。