ランチ難民とはおさらば! 急成長する「デリバリー型社員食堂」。さらなる展開も

画像提供/シャショクル

「今日のお昼は何にしよう……」  この悩みは業種を問わず、多くの社会人にとって永遠のテーマといえる。味、コストパフォーマンス、利便性――昼食選びの指針は人によって、いやその時々によっても変わってくるだろう。  給料日前であればとにかく安く。給料日直後であればちょっと贅沢に。屋外の気候によっては、外に出ないで済むなら何でもよい、となるかもしれない。多忙を極めるビジネスマンの中には、この時間と労力すら惜しいと考える人もいる。また、オフィスに近い飲食店やコンビニにはもう飽きたとか、社員食堂は味がイマイチといった不満もチラホラ……。  こうした会社員の悩みや不満を背景に、2015年8月から始まったのが、デリバリー型 社員食堂「シャショクル」。500円程度のものから「牛たん炭焼 利久」や「東京 日本橋 三代目 たいめいけん」など有名シェフによる豪華なものまで、4000種類以上の弁当の中からその企業向けにあったお弁当を提供する企業向けサービスとして人気を博しており、2016年10月時点で提供食数は1300食を突破したという。 「ご指定の時間にお弁当をオフィスへお届けします。導入費や固定費、配送費は無料。企業規模に合わせて販売プランやお弁当の個数をご相談いただけます」  こう語るのは、サービスを運営するスターフェスティバルの広報・石尾怜子氏。しかし、4000種以上の弁当から選ぶとなると、それだけでひと苦労なのでは? 「事前に社員の人数や男女比、年齢層、業態のほか、お弁当の価格帯などを伺います。こうしたヒアリングをもとに、弊社で企業様にあったメニューをご用意します。メニューは基本的に10種類前後で全品日替わり。ご要望があれば定番化も可能です。お届け食数の多い企業さんの場合は、毎日25種類程度お持ちしています」(石尾氏)  全品日替わりなのでマンネリ化の心配はなく、社内で人気のメニューがあれば毎回届けてもらえる。また、給料日直後はいつもより高価でもいいものが食べたい、というような希望にも対応できるという。
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