NTTドコモが新技術を導入、通信速度500Mbps超えの新製品が登場

新技術対応の製品が登場

 発表会では256QAMや4×4 MIMOに対応した製品が初めて発表された。256QAMに対応した製品はV20 PRO L-01J(LGエレクトロニクス製)、Xperia XZ SO-01J(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)、256QAMと4×4 MIMOに対応した製品はWi-Fi STATION N-01J(NECプラットフォームズ製)である。 V20 PRO L-01JとXperia XZ SO-01Jはドコモスマートフォンに分類される製品で、受信最大500Mbpsとなる。いずれもチップセットはクアルコム製のMSM8996を搭載し、LTEカテゴリ11に対応する。Wi-Fi STATION N-01Jはデータ通信製品に分類されるモバイル無線LANルータで、受信最大682Mbpsとなる。チップセットはクアルコム製のMDM9250を搭載し、LTE DLカテゴリ16およびLTE ULカテゴリ3に対応する。

アンテナピクトがLTEから変更

CA対応のXperia XZ SO-01Jは4G+と表示される

 これまでNTTドコモの型番規則に従った型番が与えられた製品はLTE接続時にアンテナピクトはLTEと表示されるが、発表会で公開された新製品からは4Gまたは4G+に変更された。LTE接続時にCA非対応の製品では4G、CA対応の製品では常に4G+の表示になると説明を受けた。  NTTドコモはアンテナピクトを変更した理由として「一部製品で通信速度が500Mbpsを超えたため」「PREMIUM 4Gのエリアが当初と比較して拡大し、顧客が高速通信を体感できる環境が充実したため」と説明している。LTEと表示される従来の製品に関しては、ソフトウェア更新で4Gまたは4G+に変更される可能性もあるという。
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「5G」の商用化はどうなる?
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