全米を仰天させたトランプ夫人のブラウス。ヒラリーvsメラニア夫人のファッション対決

写真/Keith Kissel

メラニア夫人の仰天ファッション

 熾烈を極めた米国大統領選挙もいよいよ大詰めとなり、投票日まで2週間余を残すのみとなっています。ヒラリー・クリントンとドナルド・トランプ両候補の直接対決も、10月19日の第3回テレビ討論会をもって終了し、選挙戦の最大の山場は過ぎました。

 10月初頭にトランプのわいせつ発言が流出してからというものの、トランプ陣営は一気に旗色が悪くなり、特に女性層からの反発が強まっています。そんな中、10月9日に行われた第2回テレビ討論会で、観客席に座るメラニア・トランプ夫人の服装が「悪い冗談にしか見えない」と物議をかもしました。

 メラニア夫人が着用していた、首元でリボンを結ぶスタイルのブラウスは、俗語で「pussy-bow blouse」といいます。この「pussy」という言葉には「女性器」の意味があり、「スターになれば何でもできる。美女のpussyを掴むことも」と豪語したトランプ候補の爆弾発言を思わせずにはいられませんでした。

 メラニア夫人が、特別な意図をもって問題のブラウスを選んだわけではないでしょう。しかしどんな些細な行動であっても、批評を免れないのが政治の世界です。男性政治家の服装が関心を集めることは稀ですが、女性政治家のファッションが話題になるのは日常茶飯事です。それゆえ、服装にメッセージを込める女性政治家は少なくありません。例えば、ヒラリーの大学の先輩であるマデレーン・オルブライト国務長官は、外交の手段としてブローチを活用していました。友好的なムードを演出する際には花や蝶、悪い話を伝える日には獰猛な肉食動物などを胸元に飾り、「私のブローチから察しなさい(Read my pins)」と公言していたのは有名な話です。

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