なぜ占いにすがる経営者がいるのか? 企業顧問占い師に聞いてみた

占いの鑑定士資格はもちろん、経営士の資格も持つ福谷さん

「占いといっても水晶玉を見てお告げのようなものを言うわけではなく、“統計学”なんです。会社を興す方が登記する日程を選ぶ際や、事業継承のタイミングを決めるときなどにアドバイスを求められることが多いですね。というのも、経営者というのは日々選択の連続なわけです。迷ったときに、判断を後押しするために、経営者の方はMBAホルダーのコンサルタントに判断を仰いだり、会計士に相談したり、さまざまな要素を探って、ベストな選択をしようとします。その中の一要素として、“運気”というものを考える方がいるのではないでしょうか」

「縁起かつぎ」は周囲にも影響を及ぼす

 香港上海銀行と中国銀行の社屋が「風水」によるバトルを繰り広げていたなどという話は有名だが、吉方位や六曜(仏滅や大安など)を気にする人は現代の日本社会でも少なくない。それが根拠なき迷信なのか否かは定かではないが、気にする人がいる以上はまったく信じない人にも影響してくるのは事実だ。

「外資系企業が大安仏滅が書いてない手帳を社員用に配っていた企業があったんです。自社内だけならば問題ないんでしょうが、取引先には仏滅の日とかに納品されたりすると、万が一納品した商品に不具合が出た場合に“仏滅に送ってくるから壊れるんだ”というクレームを言うような人も出てくるわけです。そういうこともあって、大安仏滅といった六曜を手帳に記載するようにしたなんていうエピソードもあります」

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占い師ならではの「相性」視点
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