太陽電池などを展開した状態のERGの想像図 Image Credit: JAXA
ERGの開発には、JAXAをはじめ、日本の大学や高等専門学校、さらに台湾の大学も参加している。また観測では、日本の様々な大学や研究所が持つ望遠鏡やレーダー施設などと組み合わせ、連携が行われるほか、他国が運用している、あるいは今後打ち上げる予定のヴァン・アレン帯やその周辺環境を観測する衛星とも連携した観測も行われる予定となっている。
衛星はすでにほぼ完成しており、報道公開が行われた時点で、打ち上げが行われる内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝属郡肝付町)への出荷に向けた、最終チェックが行われている段階にあった。打ち上げは今年度中の予定で、ロケットは日本の小型ロケット「イプシロン」の2号機が使用される。
打ち上げ後、ERGの運用期間は1年が予定されている。